Etude -習作-

series “Persons”

人を見るとみえるものを描いてみました。

いつもみえているわけではなくて、ピントを合わせるとみえてきます。

例えばフェンス越しに人を見ていて、人にピントを合わせている時は、人が見えてフェンスが見えない。フェンスにピントを合わせるとフェンスが見えて人を見ていない。そんな感じです。

みえているものは、フェンスの方です。


アートディレクター Kさん

【みえているもの-1】

黒い夜に昇る銀の滝。

すごく真っすぐで、すごくはっきり昇る。

霞の中から立ち上がっているみたい。

 

【みえているもの-2】

柔らかな光のは表現しにくい色合い。

寂しいような、優しいような、そんな色。

雨の滴りのような、涙の流れた跡のような模様がみえる。

 

【人物について】

活躍する有名グラフィックデザイナーでアートディレクターさん。

哲学的で、分析された話を聞かせてもらえます。

「あ、これ面白いな」って思ったデザインの多くがこの人だったりして感動しました。



ガラス作家 Hさん

【みえているもの】

ピンクと藤色の柔らかな方形がみえる。方形の中には丸い明るい光が宿っている。

降ってきているような、昇ってきているような…方形は昇降を繰り返しているのかもしれない。

 

【人物について】

とても繊細で愛らしい作品を作るガラスの作家さん。

笑顔がちょっといたずらっ子な感じで、とても魅力的な女性。

いろんな場所で展示会をしているバイタリティーと、仕事の丁寧さのバランスを尊敬します。



染物屋 Oさん

【みえているもの】

ちょっとキラキラした紫色の円形がみえる。

しっかり結びつきつつもそこから新しい円形が生まれていく。

黄色系での背景は光が当たった霧か雲のよう。

 

【人物について】

知的な透明感をまとった染物屋さん。

染物屋さんでありながら、デザインもアートもイベントもできる多彩な人で凄いと思います。

当たり前に美意識と一緒に生きている人だと感じます。



カメラマン Nさん

【みえているもの】

クリアな色んな緑の組み合わせがみえる。

テトリスではなくて迷路みたい。

その奥に流れる川と、大小に点滅する淡い光の塊がある。音が聞こえてきそう。

 

【人物について】

柔らかな話し方をするカメラマンさん。

服装や持ち物にいつも気を使っていてオシャレな人。

コマーシャルフォトを専門にしつつも、無理なお願いにも付き合ってくれます。