罪悪感を抱く椅子

海辺の3脚の椅子
罪悪感を抱く椅子

香川県の木工職人さんと作った回転式木製スツール。

実はこの椅子が誕生したのはこんな経緯があります。

座面のモコモコしている部分は、羊毛で”フックドラグ”という技法を施しています。

この”フックドラグ”の作品を作るための木枠を、㈱井上製作所さんに作ってもらおうと相談しに行きました。

ちょうどその時新しいスツールの開発をされていた井上さんに、話の流れの中で「フックドラグを座面に貼ることって出来ないんですか?」と相談させて頂きました。

井上さんはチャレンジ精神旺盛な方なので、この提案を引き受けてくださいました。

 

木製スツール自体もこだわりが詰まっています。

「組手(くで)」という伝統工芸の技法が使われているのが特徴的です。

また、このタイプの木製スツールで回転式というのも珍しいのだとか。

 

香川の人の縁と伝統技術から生まれたスツールです。是非一度座ってみてはいかがでしょうか。

くで
椅子の構造(組手)